旧コングランド ~80年代の象徴?~
2012年 11月 19日
入り口の門の作りからして、「普通じゃないな」という印象を受けるでしょう。ここは光輪モータースという、かつて栄えた二輪用品販売会社が80年代後半につくったモトクロスコース。場所は長野県大町市です。90~97、99年と全日本モトクロス関東大会の会場となっていました。関東モトクロス選手権は5年位前まで開催されていました。
ワタライはドンピシャでこの時代にキッズ~IBを走っていたので何度も走ったことがあり、99年はIBで全日本出場しました。
いわゆる“バブルの遺産”と言えるかも? やたらとあちこちお金掛けた作りです。リゾートモトクロス施設ですね。
門を入ってまず右手に“SHOP”の看板。
モトクロス場の中に用品販売店がかつてありました。営業してるの見たことあったかな~? どうかな~? ここでファクトリーベアとか、ポックスとか、プリカーナクロスとか売っていたんでしょうね。
奥のレンガの建物はレンタルバイク棟だったようです。
コントロールタワーですが、ここからコースはほとんど見えません(笑)。
走行受付はこの小屋だったと記憶しています。
トイレはどこもキレイです。このようなトイレ小屋がいくつもあります。
こちらはクラブハウス。噴水のあるモトクロス場ってないですよね。
BBQ場?
こちらもキレイなトイレ。
お風呂の別館も建ってます。
第一駐車場はかつての半分くらいのスペースに。かつてのスペースの多くが今はコースになっています。
今回JNCCパンケット(パーティー)が催されたクラブハウスの内部をご案内します。二回は宿泊施設になっています。
一階フロアーはこんな感じ。
キレイですね~。
二階はベッドがたくさん。きれいなペンションのようです。
ベッドは新設かな? めっちゃキレイでした。
今回はこちらの部屋に泊めさせてもらいました。すごく快適でしたよ♪
同じ二階にこのような応接室も。モトクロス場にこんな部屋が必要だったんですかね?
一階には歴代のコングランドのウイナーのパネルが。
真ん中は93、94年の全日本モトクロスIA250ccクラスチャンピオンのロニー・ティシュナー。表記がこのように“ロン・ティチナー”になるときもありましたが、どっちが正解なんだか(^^; ちなみに、このティシュナーは93'~96'と全日本をTeam SUZUKIからフル参戦しました。同時期だと92'~94'はエディー・ウォーレンがKRTからフル参戦。95'~97'はジェフ・マタセビッチがKRTからフル参戦。97'~99'はカイル・ルイスがTeam SUZUKIからフル参戦。外人ライダーが日本のワークスで走っていましたね。
今回は多分、13年ぶりの訪問でした。世の中には“バブルの廃墟”がたくさん存在しますが、ここもあやうくバブルモトクロス場廃墟になるところだったんですね。
今回は旧コングランド主体で書きましたが、今はワイルドクロスパークGAIAとして復活しています。モトクロスコースもエンデューロコースもとても楽しかったです。個人的に思い出のたくさんある場所なので、こうして復活したことはとても嬉しいし、今後盛り上がることを期待します。